赦しと祈り~歓びを通して成長する~

魂の変容のプロセスや気付きについて

加害者と被害者

自分のことを書くのは恥ずかしいですが、贖罪の意図をもって

書きたいと思います。どうか被害者、加害者意識に苦しんでいる

方がいれば参考になりますように。

 

以前の上司に非常に支配的で高圧的な人がいました。勝手に厳しい

基準を設けてクリアできないと感情的に攻撃的になり、執拗に責め立てる

人でした。

 

その人にとっては他人は支配できる道具でしかなく、自分に服従

させてしかるべきだったのでしょう。一方自責の念が強い私は、あから

さまな攻撃にもNoと言えず服従し続け、最後は体がNoという

羽目になりました(最後のほうはこの人に殺されるかもと

思ったほど・・・笑)

 

相手の高圧的な態度に怯えていた私は服従すれば、相手に許して

もらえると信じていました。それは自我のレベルでの防衛であり、

他人中心であり、自分への愛はありませんでした。結果、お互いに

とって悪い方向へと事態はすすみました。

 

苦しんでいた当時は「自分が悪いのだ」という思いが強かった

ため相手の攻撃性や執拗さにまで目がいきませんでした。時間が

たち客観的になるにつれ、相手は自分のミスや説明不足を全く

省みることなく、強引に私に仕事を押し付け、私を責め続けた

という事実に気が付きました。

 

私も相手もお互いの自我にどっぷりはまりその泥沼の中で苦しんだ

と言えるでしょう。加害者もまた人を縛り付けることで自らの首をしめ

ているのです。その人の周りから人が逃げていくのをみるにつれ、本人が

自らの過ちを理解し、改心することを祈るばかりです。

 

この時に受けた傷はまだ癒されておらず、復讐と怨恨の感情は

消えていません。自分の内面の被害者意識が癒され、被害者加害者

ゲームに終焉がくることを祈ります。

 

すべてを神とキリストに委ねます。